【総合ニュース】ソウル市、早朝労働者のために自律走行バス運行に続き、地下鉄の始発も30分早める!
- 2024年11月に運行を開始した早朝同行・自律走行バス、6か月で利用者数1万人(累計)を超える
- ソウル地下鉄1~8号線始発30分前倒しにし5時から運行…早ければ2025年8月から実施
「先端技術は誰よりもまず『社会的弱者』のために最も早く使用されるべき」という オ・セフン(呉世勲)ソウル市長の市政哲学から生まれた「早朝同行・自律走行バス(A160)」が、運行6か月で1万人(累計)を輸送したことが確認された。A160番は、ソウル市が2024年11月、清掃員や警備員など、早朝に働く人々の通勤に役立つよう取り入れた、早朝に運行する自律走行バスだ。
ソウル市は、早朝に移動する必要がある市民の交通利便性をより高め、また早朝には運行ドライバーの確保が難しいためバスの増車が困難という条件を考慮して、早朝に混雑する路線には自律走行バスの拡大を継続する予定だ。2025年下半期中に3路線を増設することをはじめ、計10路線まで拡大する計画だ。
* 下半期には、サンゲ(上渓)~高速ターミナル(148番短縮)、クムチョン(衿川)(カサン(加山))~ソウル駅(504番短縮)、ウンピョン(恩平)~ヤンジェ駅(741番短縮)の3本の路線に早朝同行・自律走行バスが投入される。
また、ソウル市は早朝同行バスの運行がされない地域が生じないようよりきめ細かく埋めていき、早朝に働く人々の交通利便性を高めるため、ソウル地下鉄1号線~8号線の始発時間を、現在より30分前倒しにし5時から運行すると発表した。運行時間の調整は、早ければ2025年8月から施行される予定だ。
ただし、安全な地下鉄運行においてメンテナンス・整備は不可欠であるだけに、始発だけでなく終発時間も30分繰り上げられる予定だ。
なお、ソウル市は今回の始発運行時間調整は「ソウル区間」で運行中の地下鉄にのみ適用されるが、今後は韓国鉄道公社や航空鉄道など、首都圏区間から出発する地下鉄の始発時間も繰り上げられるよう、積極的に協議に取り組む計画だ。
ソウル市は、地下鉄の始発時間を調整するとともに、今後深夜・早朝など運行ドライバーを確保することが困難な時間帯に自律走行バスの投入を続けることで、「24時間途切れない公共交通サービス」を提供していく計画だ。